食用ダリアで特産品づくり

1.ダリア物語®ーダリア蜜ぜんざい

<ダリアを食利用するきっかけ>

世界には、花を食べる食文化が少なくありません。

日本でも菜の花のお浸し、食用菊と聞けば、なるほどと思う人もおられるのでは。イタリア料理のズッキーニやオクラの花のフリッター、ナスタチウムのサラダも珍しくなくなりました。花をつかったお茶はもっとポピュラーで桜、ジャスミン、カモミール、ハイビスカス、バラなど、たくさんあります。なぜ、ダリアをつかった食品をつくることになったのか、そのきっかけをお話したいと思います。 

  1. ダリアはメキシコが原産のキク科の植物で、塊根(根っこ)を食用にしていたという説がある
  2. 宝塚市北部はダリアの産地で、90年の歴史があり、地元に食用の記録があります。2019年頃よりダリアの花弁や塊根で巻きずしやお浸しをつくるなど、食用ダリアに注目が集まる
  3. ダリアの近縁種キクイモと同様、塊根に食物繊維(イヌリン)を多く含む
  4. 全草エキスを使用し、主原料の弱点を軽減し強味を引き出す加工方法を着想

食用化の注意点

  1. 食用にする植物に毒性がない
  2. 栽培方法に毒性のものを含まない

ダリアの植物自体に毒性がないことは、複数の論文などで確認しました。栽培方法については、関係団体と相談の上、食品衛生法のポジティブリスト制度にしたがって、栽培期間中に農薬を使用しないで栽培しています。また、栽培は耕作放棄地を活用し行いました。

これらの注意点に留意し、安全性の条件をクリアした上で、特産品開発をおこなっています。

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